PHP‎ > ‎

XAMPP

実はXAMPPLITEの話。

概要

  • PHPによるWebアプリケーション作成環境が簡単に構築できる、XAMPPLITEを入れてみました。
  • バージョンは、xampplite-win32-1.7.0です。
  • 設定で引っかかったことなどのメモ。
  • xampp for windows

php.ini

  • apahcheのログ(C:\xampplite\apache\logs)を見ると、起動でのphpモジュールロードに当たってエラーが発生していた。
    内容はphp_pdf.dllがロードできない。というもの。
    php.iniは、xampplite\php\php.iniにも存在するが、実際に参照されているのはxampplite\apache\bin\php.ini。注意が必要。

ユーザディレクトリの設定

  • http://.../~xxxx/ のように指定してユーザ毎のディレクトリへアクセスする方法。
  • httpd.conf(C:\xampplite\apache\conf)で、modules/mod_userdir.soモジュール読み込み設定のコメントを外し有効にする。
  • httpd-userdir.conf(C:\xampplite\apache\conf\extra)ファイル内に書式エラーがあるので修正する。
     誤)<Directory C:/Documents and Settings/*/"My Documents/My Website">
     正)<Directory "C:/Documents and Settings/*/My Documents/My Website">

httpd.confの書式エラーの確認の仕方

  • httpd.exe(C:\xampplite\binにある)にテストオプションを付けて実行する。

    C:\xampplite\apache\bin>httpd.exe -t
    Syntax OK

  • 問題なければ「Syntax OK」の表示が。エラーがあれば該当ファイルと行番号が表示される。

ポートの変更

  • 私の場合IISでの開発も同じマシンでやることがあるためXAMPP環境のポートを変更することにした。
    80/443ポート→9080/9443ポートへ。(8080とかだとTomcatで使うこともあり)
  • grepで引っかかったところを片っ端から置換(笑)
    • C:\xampplite\apache\conf\httpd.conf 

      Listen 9080
      ServerName localhost:9080

    • C:\xampplite\apache\conf\extra\httpd-vhosts.conf

      ##NameVirtualHost *:9080
      ##<VirtualHost *:9080>
      ##<VirtualHost *:9080>

    • C:\xampplite\apache\conf\extra\httpd-xampp.conf
      AuthRemotePort     9080
    • C:\xampplite\apache\conf\extra\httpd-ssl.conf
      Listen 9443
      <VirtualHost _default_:9443>
          ServerName localhost:9443
  • ここでの設定を変えても、xampp-control.exe内コンソールでの表示は80のままだったりする。
  • この場合、http://localhost:9080/ で通常ページへ。https://localhost:9443/ でSSLページへアクセスすることになる。

SQLite3を使う

  • PDOではSQLite2は有効になっているが、SQLite3は何故か無効になっている。
  • そこでphp.iniのコメントをはずして有効にする。
    extension=php_pdo_sqlite.dll
  • phpinfo()にて、PDO drivers にsqliteが追加されていればOK。

Eclipse開発環境の作成

  • EclipseでPHPをトレース実行するような開発環境が作れるらしい。
  • PDTプラグインを用いる方法を試してみる。
  • 下記URLより、2.1.0 Stable BuildsのWindows32bit版のZIPをダウンロードした。
    PHP Development Tools Project
  • Eclipseは1フォルダを1プロジェクトで使用すると環境が簡単に持ち運びできて便利。
  • そこで、C:\xampplite\eclipseフォルダを作成して展開した。
  • 一方でPHPをデバッグ可能な設定にしおかなくてはならない。
  • 下記URLより、ZendDebugger-5.2.15-cygwin_nt-i386.zipをダウンロードした。
    ZendDebugger
  • 解凍すると「5_2_x_comp」というようなフォルダがあるので「php-5.2.x」へ名前を変更する。
  • 設定ファイルで指定するのでどこでも良いのだが今回は「C:\xampplite\php\zendDebugger」というフォルダを用意し、ここに「php-5.2.x」フォルダをコピーした。
    • C:\xampplite\php\zendOptimizer\lib\Optimizer」を参考にすると良いかも。
    • 自動的に動作バージョンに相応しいDLLを読み込む仕組みなのだろう。
  • そしてphp.iniを書き換える。環境によっては幾つかphp.iniが存在する場合があるが、phpinfo()にてどのファイルが読み込まれているか確認しながら作業すると良いだろう。
  • うちの場合は「C:\xampplite\php\php.ini」。このファイルの[Zend]の項目に以下の内容を追加した。また、zend_extension_ts 設定のコメントをはずして有効にした。
    zend_extension_ts = "\xampplite\php\zendOptimizer\lib\ZendExtensionManager.dll"
    zend_extension_manager.debug_server_ts = "C:\xampplite\php\zendDebugger"
    zend_debugger.deny_hosts = all
    zend_debugger.allow_hosts = 127.0.0.1/192.168.0.*
    zend_debugger.expose_remotely = always
  • apacheを立ち上げなおしてphpinfo()にて設定を確認する。うまく設定が出来ていれば下図のように表示が確認できると思う。
    #ref(zend.png,wrap)
  • 次は開発用のフォルダ「C:\xampplite\work」を作成。
    • このフォルダも公開対象に加える。「C:\xampplite\apache\confhttpd.conf」を編集。
    • http://localhost:9080/work/ でアクセスできるようになる。
    • 以下変更および追加した箇所。
      <IfModule alias_module>
         Alias /work "C:\xampplite\work"
      </IfModule>

      <Directory "C:\xampplite\work">
          Options Indexes FollowSymLinks Includes ExecCGI
          AllowOverride All
          Order allow,deny
          Allow from all
      </Directory>

  • Eclipseを起動して「C:\xampplite\work」をワークに指定する。
  • EclipseのPDT設定。Window→Preferences→PHPにて。
    • PHP Executables
      • Name=PHP xampplite(何でもよい)
      • Executable path=C:\xampplite\php
    • PHP Servers。デフォルト設定があるのでこれを編集。
      • Name=Default PHP Web Server
      • Enter the URL ...=http://localhost:9080/work
      • Path on Server=/work
      • Path in File System=C:\xampplite\work
    • Debug。Server、PHP Executableの設定に上記の設定が選択されているはず。
  • さっそくサンプルでも作って見ようと思う。File→New→PHP Project。プロジェクト名「sample01」。JavaScriptサポートはオフで他はデフォルト設定。
    1. PHP Fileを追加。デフォルトのままnewfile.phpで。
    2. で、定番のプログラムを書く。

      <?php
        echo "Hello world!";
      ?>

    3. newfile.phpを右クリックしてDebug as→PHP Web Page。

    4. ブラウザタブが作成され、ソースでトレース待ち状態で止まっている。

    5. 逐次実行してページが表示されることを確認。

  • 以上で開発環境作成終わり。

PEAR::Pager

  • まずPEARが始めての使用の場合はコマンドラインより以下のコマンドを実行する。
    C:\xampplite\php> go-pear.bat
  • いろいろ聞かれるがすべてEnterで答える。
  • C:\xampplite\php\php.iniの置き換えについてもYesで。
  • バッチが終わると、PEARフォルダ配下に色々とファイルが増えているはず。
  • 引き続き、コマンドラインより以下のコマンドを実行する。
    C:\xampplite\php> pear install Pager
  • うまくいくとインターネットに接続して最新版をダウンロード、インストールしてくれる。
  • C:\xampplite\php\PEARの下にPagerというフォルダが作られ、Common.php, HtmlWidgets.php, Jumping.php, Pager.php, Sliding.phpといったファイルが置かれていれば成功。
  • うまく行かない場合は下記サイトより、Pagerモジュールをダウンロードして自分で置こう。
    PEAR - PHP Extension and Application Repository
    Package Information: Pager
 
Comments